甘夏をむいてデザートとして食べ終わった後、剥いた皮でまたスイーツを作っちゃおう!という一粒で2度美味しい感じの食べ方です^^
「甘夏の皮を使ったピール」とは、甘夏の香りとほろ苦さが楽しめる伝統的なスイーツです。
よくデパ地下やコンビニでも売っているオレンジピールの甘夏版と言えばわかる方も多いのではないでしょうか?
この皮の厚みと甘みを活かして作るピールは、お茶やコーヒーのお供にもぴったり!
チョコレートをかけたり、ケーキやパンの材料としてもアレンジできますよ!
ですが、おいしすぎるが故に何も考えずに食べ出すと案外癖になって止まらなくなるので超注意なヤツです^^;
なかなかに危険なのですが、今回はこれを手作りしてしまいます^^v
レシピと作り方はこんな感じです。
甘夏ピールのレシピ
材料
- 甘夏:2〜3個
- 砂糖:甘夏の皮の重さと同量
- 水:適量
- グラニュー糖(仕上げ用):適量
作り方
1. 甘夏の皮の準備
1.甘夏の皮を剥く
- 甘夏をよく洗い、皮を厚めに剥きます。果肉は別にして、皮だけを使いますが、果肉は他のレシピで活用できます。
2. 皮の下ごしらえ
- 剥いた皮は、内側の白い部分が厚いため、適度に残しながらも少し削ります。あまり削りすぎると苦味が減り、風味が薄くなりますが、厚すぎると食感が重くなるので、バランスを見て削ります。
3. 皮を切る
- 皮を5〜10mm幅の細長いスティック状にカットします。均等に切ることで、見た目も美しく、煮る際にも均等に火が通ります。
2. 苦味抜き
- 茹でこぼしをする
- 切った皮をたっぷりの水に入れ、火にかけます。沸騰したら火を弱めて2〜3分ほど茹で、その後お湯を捨てます。この茹でこぼし作業を2〜3回繰り返し、甘夏の皮の苦味を抜きます。回数は皮の厚さや好みによって調整します。
2. 水にさらす
- 茹でこぼしが終わったら、冷水にさらして粗熱を取ります。数分水に浸けてから水気をしっかり切り、次の工程に進みます。
3. 砂糖煮
- 砂糖と水を加えて煮る
- 甘夏の皮の重さと同量の砂糖を用意します。鍋に甘夏の皮を入れ、皮が浸る程度の水を加えます。次に砂糖を全体に振り入れ、中火にかけます。
2. 煮詰める
- 砂糖が溶けてきたら、弱火にして煮詰めます。焦げ付かないように時々混ぜながら、皮が透明になるまで煮ます。通常は30分〜1時間程度ですが、皮の状態によって調整します。水分が減って、シロップ状になってきたら火を止めます。
4. 乾燥させる
- 冷まして乾燥させる
- 甘夏の皮をクッキングシートの上に広げて冷まします。皮同士がくっつかないように、間隔をあけて並べることがポイントです。室温で数時間から一晩乾燥させます。
2. グラニュー糖をまぶす
- 十分に冷えて乾燥したら、仕上げにグラニュー糖をまぶします。甘さや食感を調整するために、グラニュー糖の量はお好みで調整してください。まんべんなく砂糖がまぶされたら完成です。
5. 保存とアレンジ
- 保存方法
- 完全に乾燥した甘夏ピールは、密閉容器に入れて常温で保存します。湿気を避けることが重要で、保存期間は1〜2週間程度です。長期保存したい場合は冷凍も可能です。
2. アレンジアイデア
- 甘夏ピールはそのままおやつとして食べるだけでなく、チョコレートをかけて「オランジェット風」に仕上げたり、パンやケーキの材料として練り込んだりしても美味しいです。また、アイスクリームやヨーグルトのトッピングにもぴったりです。
ポイント
- 苦味の調整
- 甘夏の皮の苦味をどれだけ残すかは、茹でこぼしの回数で調整できます。苦味が少ない方が好みなら、3回ほど茹でこぼしを行い、少しほろ苦さを残したい場合は2回で十分です。
- 煮詰める際の火加減
- 煮詰めるときは、焦げ付かないように弱火でじっくり煮るのがポイントです。砂糖が完全に溶けて、皮が透明になるまで時間をかけると、食感が良く仕上がります。
甘夏ピールは、甘夏の香り豊かな果皮を活かしたお菓子です。
独特の苦味と甘みが一緒に楽しめるので、コーヒーや紅茶と一緒に召し上がるのもおすすめです。
また、チョコレートをかけたり、スイーツ作りの材料としてもアレンジが効く万能な一品だったりもするのでぜひ一度作ってみてください。
甘夏のデザートグラタンや甘夏のマーマレードもレシピと作り方を紹介しているので合わせてどうぞ!
ということで今日はここまで。
今日も元気にいってらっしゃい!
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